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【レポ】第9回「イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)」の感想|歴史の「中」に入り、先人の技に感動するイベント

おでかけ
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2022年10月29日(土)・30日(日)に開催された、第9回「イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)」に参加した際の感想です。

イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)公式ガイドブック

歩きくたびれましたが参加して良かったです。
外観を見るだけを含めて、2日間で約18件ほど回りました。我ながらすごいな。
(泊まりがけで参加しました!)

徒歩と電車で回りましたが、汗ばむくらいの晴天ということもあり、どう考えてもレンタサイクルで回った方が効率的だったな~と思います。
ここは反省点。

ざっくり、印象的な建物を両日から各1点ずつ、番外編として2点、計4点ご紹介します。

イケフェス1日目「日本橋の家」

安藤忠雄先生設計です。
間口2.9mしかない、いわゆるうなぎの寝床の住宅(現・ギャラリー)です。

日本橋の家外観

「安藤建築は(デザインが良くても)住みにくい」と言われており、いやいや言うてもそんな……とたかをくくっておりましたが、ここは正直にめっちゃ住みにくかっただろうなと思いました。

とにかく階段の勾配が急です。

日本橋の家 階段

一昔前の「2階を増築しちゃったけど、階段かけるスペースがここしかなかったから、この勾配ですまんね〜」という階段、おわかりになりますでしょうか。あのキツさです。

加えてひとつひとつの居室が狭すぎる(天井も高くない)ため、現ギャラリーでほとんどモノは置いてないのに「狭い」「圧迫感がある」と感じました。

「狭い」のにいちいち外に出る中庭があるのはわけがわからないです!

ただ悔しいことに外観がべらぼうに格好いいんです!!!(期間中、隣家が工事中でしたが……)
建築界のイケメン無罪論!!!

イケフェスにエントリーしていなかった「こども本の森 中之島」(安藤建築)もひたすら理想の外観!!!という格好良さでした。

こども本の森 中之島

悔しい……大好きです。

イケフェス2日目「船場ビルディング」

大正時代に竣工(!?)した商業ビルです。

船場ビルディング外観

一見、なんの変哲もない「レトロビル」ですが、入ってびっくり、中庭(吹き抜け)があります。

船場ビルディング中庭

あまりの美しさに呆然とした後に、感動のあまりぎゃー!となりました。

一時期廃れかけて空室も目立っていた時代、入居していた環境デザイナーさんがブランディングして息を吹き返したそうです。
古ビルのリノベーションのお手本かと思います。

入り口がガラス戸なので中が覗けますし、要予約で見学もできるそうです。ご興味のある方はぜひ。

イケフェス印象的な建物|番外編

ルポンドシエル(旧・大林組本社ビル)

1日目のガイドツアーに参加させていただきました。
通りから見た外観と、

ルポンドシエル(旧・大林組本社ビル)外観

土佐堀川側から見た外観です。
ツアーガイドが大林組の、お話大好き&お話上手なおじちゃんで楽しかったです。

土佐堀川側に「LE PONT DE CIEL」の表示を出すのに自治体との調整が色々あったようで、最終的にエクストリーム解決をした※という話や、「ぶっちゃけ、外観を変えないようにする耐震改修工事のほうが(新築や外観を変更する耐震改修工事より)金額的にも大変」という話が面白かったです。

※肝心の詳細を忘れており、以下、誤りがあったらすみません。「川側にお店の看板を出したいです」「景観的にダメ」「あっお店の看板じゃなくてビル名! うちのビル名、ルポンドシエルビルにするから!」で解決した……という話だったと思います。

ビル名になったルポンドシエル(フレンチ)が移転、大林組の歴史館も移転とのことで、今回(2022年)のイケフェスを境に空きビルになってしまう模様。貴重な内部を拝見できました。

ルポンドシエル(旧・大林組本社ビル)窓からの景色
ルポンドシエル(旧・大林組本社ビル)階段

小川香料本社ビル

「2名ずつのご案内」だったため、とんでもねえ待機列ができていた小さなビルです。

小川香料本社ビル外観

が、待っている間に建築関係の学生さんがアテンドの社員さんをつかまえて色々熱心に質問されており、ついでに興味深く拝聴することができました。

「(耐震化のため)上階除去の減築をした」「現在の正面玄関は後付け。もともとは向かって右側に小さな入り口があった」「外壁のテラコッタは張り替えている(が、上階には昔の部分が残っている箇所もある)」etc…勉強で回っている学生さんならではの質問力のおかげで知ることができました。

小川香料本社ビル 内部

「イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)」、関西圏以外の方でも、行こうかどうか迷われているなら、行った方がいいよ~とおすすめいたします。

日本各地で開催! 歴史的建造物の公開イベント

普段は非公開だったり、公開されている歴史ある建物を所有者や専門家に話を聞きながら見学できるイベントは、日本各地で開催されています。

参加費は原則無料で、事前予約も不要。
セミナーや特別イベント等が、事前予約制や有料の場合があります。

●大阪:イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)
●京都:京都モダン建築祭
●東京:東京建築祭
●愛知:あいちのたてもの博覧会

etc…

ぜひ歴史の「中」を体感して、お気に入りの建物を見つけてみてください!

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